朝日新聞（2019/2/17）「甲府産サフラン 満喫詰め合わせ」

甲府市で工業メーカーが農業法人を立ち上げ、新規事業として栽培する香辛料サフランを使ったお茶やお菓子などの「サフラン満喫詰め合わせセット」が、
市内で生産・加工された優れた商品をPRする「甲府ブランド」に認定された。食品部門の第10号となる。
セットは、乾燥サフランをはじめ、サフランを使ったほうじ茶、玄米茶、キャンディー、ラスクの5商品。サフラン栽培を手がける同市増坪町の農業法人
「スリーピークス」が、いずれも市内のお茶製造販売会社「菱和園」、キャンディー・キャラメルメーカー「ニューロン製菓」、
ラスク製造販売「サンクフルール」と連携し、商品開発した。
スリーピークスは市内で半導体装置や自動車部品などを製造販売する「峰岸商会」が母体となって設立。製造業の先行きの不安や社員の雇用安定を考えながら、
新規事業に取り組んだのが、5年前から始めたサフランの栽培だった。夏が暑く、乾燥しているなど、ぶどう栽培に適した土地柄。
サフランの栽培適地も似ていることに着目したという。峰岸一郎社長は「メイドイン甲府のサフランで6次産業化の商品を作り、世界に発信していきたい」と話す。
セットは3240円（税込み）。開発業者の店頭やJA甲府甲府直売所などのほかネットでも購入できる。